当院で効果が期待できる代表的な疾患は以下になります。
※病名をクリックすると詳細を表示します。
■当院が注力し最も効果が期待できる疾患
①アレルギー科
1.アトピー性皮膚炎
②婦人科
1.更年期障害
2.月経前緊張症候群(PMS)
③心療内科
1.自律神経失調症
2.うつ病
3.不安神経症
④整形外科
1.慢性疼痛
2.腰部脊柱管狭窄症
⑤内科
1.メタボリックシンドローム
■比較的効果が期待できる疾患
①アレルギー科
1.喘息
2.花粉症
3.蕁麻疹
②婦人科
1.不妊症
2.月経不順
③心療内科
1.パニック発作
2.不眠症
④整形外科
1.変形性膝関節症
2.骨粗鬆症
3.椎間板ヘルニア
4.腰痛
5.線維筋痛症
⑤その他
1.耳鳴り
2.肩こり
3.冷え症
4.胃腸虚弱
●疾患の特徴
ハウスダストや精神的ストレス、食生活などが原因で様々なタイプの湿疹が発生するアレルギー疾患です。
根底にアレルギー体質を抱えている場合も多く、気血の乱れ、内臓機能の不調などの体内状態を反映しているケースが大半を占め、治りにくい病気の一つです。
●当院の診察方針
アトピー性皮膚炎原因となるアレルゲンやストレスなどの環境因子や体質因子を探るため東洋医学的な問診に多くの時間を割き、血液検査をはじめとした西洋医学的な検査結果を加味して原因要素を探ります。アトピー性皮膚炎は気血の乱れや内臓機能の失調などが根本要因として潜んでいる場合もあり、応急的な処置だけではなく、患者個々の体質改善を含めた根本治療が理想と考えており、経過を踏まえて症状やタイプにより生薬の種類や分量を調整いたします。
①-1.アトピー性皮膚炎
●疾患の特徴
更年期における主に女性ホルモンの減少からくる体調不良を更年期障害といい、のぼせ、冷え、発汗、肩こり、腰痛などの身体症状や不眠、うつ、不安、イライラなどの精神症状が見受けられます。
●診察方針
問診や切診などの東洋医学的な四診を中心に診察を行い、必要に応じて西洋医学的な血液検査にて状態を確認いたします。四診による症状分析や女性ホルモンの状態に応じて漢方薬のみで治療を進めるか、他の治療を併用するかを決め治療方針をまとめます。
また、加齢による老化も大きな要因であるため、状態に応じて漢方薬を追加処方したり、生活面へのアドバイスをしたりいたします。
②-1.更年期障害
●疾患の特徴
腰痛、肩こり、頭痛、腹痛、便秘、むくみ、肌荒れなどの身体的な不調やイライラ、不安、不眠、倦怠感、眠気などの精神的な不調が、月経の10日から数日前に女性に現れる疾患です。
女性ホルモンの分泌バランスが月経前に大きく変化することに起因し、人により症状は様々で複数の症状が重なって現れることも多いです。
●診察方針
問診や切診などの東洋医学的な四診を中心に診察を進め、背景に子宮や卵巣の疾患が潜んでないか注意します。日常生活にストレス要因があるケースも多いため、問診は丁寧に行い、西洋医学的な検査結果をも加味して個々の体質を探ります。痛みなどがある場合は対症療法と併せ体質改善を促します。
②-2.月経前緊張症候群(PMS)
●疾患の特徴
神経失調症の症状は、倦怠感、めまい、動悸、頭痛、過呼吸など身体的な症状から不安感や憂鬱感などの精神的な症状まで非常に多く多岐にわたり、複数の症状が同時に現れることもあります。また、同じ症状が継続するとは限らず、他の症状に変化していく場合も少なくありません。
●診察方針
問診を中心に切診などの東洋医学的な診察を行い、まずは現在出ている自覚症状に応じた漢方薬を処方いたします。精神的な症状が一定以上みられる場合には西洋薬を同時に処方する場合もありますが、漢方薬による処方が中心となります。
更に体を安定に保つホメオスタシスのバランスを正常に戻すことによる根本治癒を目指して、それに応じた漢方薬を併用し改善を促す場合もあります。
③-1.自律神経失調症
●疾患の特徴
精神的ストレスや身体的ストレス、睡眠障害が重なることから発症する脳の機能障害の一種です。憂鬱だったり、無気力になったり、体力が低下したり、東洋医学的には「気虚」と呼ばれる症状が表れることが多いです。それらの症状が長時間あらわれ、その状態が何日もの期間続くのが特徴です。また、不眠や日中の眠気等の睡眠障害を伴うケースも多数見受けられます。
●診察方針
問診をはじめとした東洋医学的な四診を中心に診察を行い、東洋医学的にいう「気虚」の症状から、気の力を取り戻すよう漢方薬を処方いたします。必要に応じて治療方法の確立された西洋薬を併用する場合もあります。気の力を取り戻し、気の流れをスムーズにする治療を行い、脳内物質のバランス機能を正常に戻すことを目指します。
③-2.うつ病
慢性疼痛とは長期間持続する痛みの状態をいいます。
様々な治療においても効果が乏しいケースが多く、日常生活に影響を与えます。
漢方ではその人の体質や病態を判断して、痛みが起きる原因を判断して治療を行っています。
④-1.慢性疼痛
●疾患の特徴
腰部脊柱管狭窄症とは、加齢,姿勢など様々な原因で背骨が変形したり、椎間板・黄色靭帯が肥厚したりして、脊髄神経が通る脊柱管が狭くなることにより神経を圧迫し発症する病気です。
●診察方針
問診や切診などの東洋医学的な四診を中心に診察を行い、レントゲン検査等の画像診断結果を併せて診断いたします。
早急な処置が必要な場合は西洋医学的な薬物療法やブロック療法等も行いますが、一時的な痛みの緩和に留まるため、根本治療をするためには東洋医学的療法を用います。
具体的には漢方薬にて硬化した部位を柔軟にしたり、骨の変形を防いだりします。また、周辺の血流障害が発症する傾向が強いため、血管を拡張し、血流量を増加させる漢方薬を投じる場合もあります。
④-2.腰部脊柱管狭窄症
●疾患の特徴
メタボリックシンドロームとは通称メタボと呼ばれておりますが、医学的には条件が決まっております。
①ウエスト周囲径が男性85cm女性90cmを超えている
②高血圧・高血糖・脂質代謝異常のうち2つに該当する
上記の①と②を両方満たすとメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームになると、糖尿病になりやすく、動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中を引き起こしかねない危険な状況に陥ります。
●診察方針
身体測定、血圧測定、血液検査を実施し、メタボと診断されれば血管年齢を測定し動脈硬化の進行度合いを確認します。
問診結果と各種検査結果から、総合的に体質を見極め、メタボ体質から脱するための体質改善処方を漢方薬中心に行います。体内にこもった熱の放射を促したり、水分代謝を促したり、いくつかの漢方薬を体質に合わせて処方します。また、生活習慣の見直し、体質を改善する指導を併せて行います。
⑤-1.メタボリックシンドローム